家庭教師のことお教えします!

家庭教師に向いている指導者

 

家庭教師は個人を相手にしての指導です。大勢の生徒を前に授業を進める学校の教師や、10人前後の生徒を相手にしている塾の講師とは求められるものが多少違って来ます。

 

もちろんどちらも、生徒の学力の充実とアップ、さらに受験の成功が目的ですから、家庭教師も塾や学校の教師も指導力は不可欠です。

 

しかし、どんなに教師自身が学生時代から成績優秀で、超一流大学を卒業していても、人に教える、と言うことは全くの別問題です。自分が勉強で躓いた経験がない教師は、できない子供が理解できず、「どうしてこんな簡単なことが分からないのか?」となりがちで、指導に支障をきたすこともあります。

 

特に家庭教師の場合には、教師と生徒が向き合わなければ信頼関係は生まれませんし、授業の充実もありえません。指導力以外に、家庭教師に求められることは、まず人間的なキャパシティーの大きさでしょう。それには家庭教師自身が、人間観察ができて何よりも人間が好きであることです。

 

生徒は多感な年齢のことが多く、精神的にも肉体的にも未成熟で、色々な意味で不安定です。その生徒の心を理解した上で、締めるところはきちんと締めて生徒の指導に当たらなければなりません。

 

不特定多数の生徒を相手にして、大半の生徒が理解できるであろう指導法を選択して行く塾や学校とは違って、家庭教師の場合は多少マイナーな教え方でも、その生徒に理解させなければならないのです。そのためにはまず生徒を知ること、それができる人物こそが、家庭教師にふさわしいと言えるのです。